ネットさえあれば、誰でも気軽に楽しめるFXは、今人気の投資方法として知られています。
ですが、その手軽さゆえにFXに潜むリスクを過小評価してしまい、大きな損失を抱えてしまうこともあります。

今回はFXを始めるときに押さえておきたいポイントをいくつか紹介していきます。これからFXを始める人でも、安全にトレードできる情報を解説します。

そもそもFXとは?わかりやすく解説
そもそもFXとは何なのでしょうか?FXとはForeign Exchangeの略称で、日本語では外国為替証拠金取引といいます。

通貨同士を交換する
FXは通貨同士を交換する投資方法です。日本円と米ドル、日本円とユーロ、ユーロと米ドルなど、各国の中央銀行が発行するいわゆる法定通貨同士の取引を行います。

取引ではどちらかの通貨を売り、もう一方の通貨を買うことになります。円を売ってドルを買う場合、「円売りドル買い」などと呼ばれ、この言葉はニュースなどで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

リアルタイムの交換レートで取引する
FXとは通貨同士を交換する取引です。それでは、交換するときの割合はどのように決まるでしょうか。

ある通貨とある通貨を交換できる割合のことは、交換レートと呼ばれます。交換レートは、日々の為替市場の需要と供給のバランスによって決まります。

現在(2月下旬)の通貨ペアの交換レートと表示方法をまとめてみました。

通貨ペア 交換レート
米ドル/円 111.552円
ユーロ/円 121.020円
ユーロ/ドル 1.08463ドル
ポンド/円 144.600円
豪ドル/円 73.928円
ポンド/ドル 1.29612ドル
※GMOクリック証券を参考に作成 レートは売り注文を表示

それぞれの通貨ペアを表示してみました。米ドル/円であれば、現在の交換レートは111.552円です。これは1ドルが111.552円に等しいことを意味し、FXの取引を行うときは、このレートで交換することができます。

交換レートの表示方法は、通貨ペアごとに異なっています。通貨ペアで表示されている通貨のうち、左側に表示されている通貨を基準にして、右側に表示されている通貨の単位でレートを表現します。

・米ドル/円⇒1ドル111.552円
・ユーロ/米ドル⇒1ユーロ1.08463ドル

証拠金を預け入れて取引を行う
FXは証拠金取引の一種です。証拠金取引では、自己資金をFX業者に預け入れることで、自己資金以上の金額をトレードすることになります。

そもそも為替市場というのは、株式市場や仮想通貨市場に比べると、あまり大きな値動きはありません。

ここ1年間(~2020年2月末まで)のドル円の値動きを見ると、1ドル105円付近~112円付近で推移しているに過ぎません。

そのため、預け入れた証拠金以上の金額をトレードしたとしても、必ずしもハイリスクハイリターンになるとは限りません。

レバレッジをかけられる
FXでは、証拠金以上の金額をトレードすることを「レバレッジをかける」と表現します。レバレッジとは「てこ」を意味します。てこの原理のように少ない力で大きなものを動かせるというイメージが分かりやすいでしょう。

レバレッジの大きさは、〇倍という風に表されます。これは証拠金の何倍の金額を動かせるのかということを意味します。

最大レバレッジについては、国内FX業者では金融庁の規制があるため25倍となっています。一方、海外FX業者では、様々な数値が設定されています。

FX業者の名前 最大レバレッジ
国内FX業者は一律 25倍
XM Trading 888倍
Land-FX 500倍
Axiory 400倍
GemForex 5,000倍

FX取引に慣れ、リスク管理がしっかり行えるようになってきたら、海外FX業者を利用してハイレバレッジトレードに挑戦してみても良いでしょう。

FX取引のメリットやデメリットは?
FX取引にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。順番にチェックしていきましょう。

メリット① 少ない資金で大きな資金を動かせる
FXのメリットはレバレッジ取引ができることです。例えば、国内FX業者の最大レバレッジ25倍で、1lotを動かすのに必要な金額を考えてみましょう。

多くの国内FX業者では1lot単位で取引が可能なため、そのような業者では1lot(1万ドル)が最低取引水準に設定されています。

1lot(1万ドル)を動かすための必要証拠金を計算してみましょう。

1lot=1万ドル、1ドル110円として計算
1lot(110万円)=25倍×必要証拠金
必要証拠金=110万円÷25=4万4000円

このように、1万ドル(110万円)という大金をわずか4万4000円という金額で動かすことができます。海外FX業者を使えば、さらに安い金額で1万ドルをトレードすることができます。

先ほど紹介したFX会社と最大レバレッジに対応する必要証拠金を下の表にまとめています。

FX業者の名前 最大レバレッジ 1万ドルを取引するのに必要な証拠金
国内FX業者は一律 25倍 4万4000円
XM Trading 888倍 約1,239円
Land-FX 500倍 2,200円
Axiory 400倍 2,750円
GemForex 5,000倍 220円

最大レバレッジ5,000倍のGemforexでは、なんと220円という金額で1万ドルのトレードができてしまう計算になります。

実際にトレードすれば、レバレッジの威力を体感できるはずです。

メリット② 買いからでも売りからでもエントリーできる
これも証拠金取引ならではのメリットと言えるでしょう。例えば、株式の現物取引では、新規注文する際には株式を購入しなければなりません。

現物取引であっても、上昇トレンドの場合は買いでエントリー、売りで決済を行えば利益を出すことができます。

しかし、下降トレンドが続いているときには、買いエントリー、売り決済で利益を出すのは非常に難しくリスクも大きくなります。

一方でFXでは、売りでエントリー、買いで決済という注文方法を行うことができます。どんな相場でも利益を出しやすいトレード環境が用意されていると言えるでしょう。

デメリット① 板がないので予想が難しい
株式の取引画面では、注文数と注文値の一覧が表示される板が表示されます。板では投資家の注文情報が分かるので、値動きの予測に役立ちます。

しかし、FXにはこの板がありません。テクニカル分析やファンダメンタルズ分析のみで値動きを予測しなければいけないので、株に比べると参考になる情報量が少ないと言えます。

デメリット② 借金のリスクがある
こちらは結構大きなデメリットと言えるかも知れません。残念ながら国内FX業者では借金を背負ってしまうリスクがあります。

もちろん可能性はごくわずかなもので、スイスフランショックやリーマンショックなど、年に一度あるか無いかの相場の大変動時のみ生じるリスクです。

FX業者では、含み損を抱え証拠金が一定水準を下回った場合、会社がポジションを決済してしまう強制ロスカットというシステムが採用されています。

ところが、スイスフランショックなどの相場の時には、強制ロスカットが機能しないことがあります。

その結果、証拠金がマイナスとなってしまい、FX業者から追加で証拠金の支払いを求められる可能性が出てしまいます。

この可能性を排除したい場合、海外FX業者を利用することをおススメします。海外FX業者を利用すれば、証拠金のマイナス分を補填してくれるゼロカットシステムが採用されているので、借金を負うリスクを完全にゼロにすることができます。

まとめ
今回はFX初心者が押さえておきたい基礎知識について解説しました。メリットもデメリットもあるFX取引ですが、株式や仮想通貨など、ほかの投資先と比較しながらFXを始めるのか、続けるのかという判断を行ってください。

また、初心者の方は小額投資で始めるということをおススメします。安定的に勝てるようになるまでは、経験が必要になります。初めのうちは少ない資金でレバレッジも控えめにしておきましょう。

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