FX口座から現金引き出しの手順を徹底解説

FXで利益としてあがった金額を引き出すにはどのような手順があるのでしょうか?

せっかく利益がでても現金の引き出し方が分からないと困ってしまいます。

  1. 口座情報の登録
  2. 出金可能額の確認
  3. ポジションをどうするか?
  4. 金額を確定し出金する

ここでは、FXの口座から現金を引き出す方法や注意点について見ていきたいと思います。

口座情報の登録

FXの口座から現金引き出しを行うためには、まず口座開設をして、出金先銀行口座を入力する欄に金融機関を登録しましょう。
金融機関リストの中に指定したい口座がある場合にはそのまま選択しますが、無い場合はその他の欄から検索してみてください。

次に支店名を検索または支店コードを入力します。
続いて預金種目(普通口座など)を選んで口座番号を入力しましょう。
基本的にFX口座名義と出金先口座の名義人は同じでなければいけませんが、指定した口座登録情報は後から変更することも出来ますのでご安心ください。

出金可能額の確認

FX口座からの現金引き出しでいくら出金できるかの確認が必要です。

出金可能額はFX業者の出金手続き画面に表示されます。
FX業者によっては出金手数料が無料となっていますが、表示された額の範囲内であればその額での出金が可能です。

ユーザーが出金できる金額は、入金している証拠金額や現在維持しているポジションの状況によって決定するため、その時の取引状況によって変化します。

もし全額出金したい場合は、ポジションをすべて決済し、何も取引していない状態にする必要があります。

ポジションをどうするか?

FX口座から現金を引き出す際に、ポジションを残しておくか?決済するか?に関してはその時々の状況ごとに異なります。
たとえば、ちょっとしたことでお金が必要になって引き出す際、リスクヘッジとしてロットを落として残しておいた資金から問題ない範囲で引き出します。

仮にポジションの含み損が一時的に取引余力を上回ってしまい、そのタイミングで追証となってしまった際には現金引き出しを前提とした入金を行う方法もあります。

それは外部資金を「入れて出す」ことで、入金することで追証を解除しその直後に同額を差し戻す、というものですがこの際に注意すべきことは、取引余力がマイナスではないこと。マイナスで入金すると同額を戻せなくなってしまいます。

外部資金まで減らしたくない場合には、部分的にポジションのロットを決済するか、全額決済をする等の判断となります。
なお、追証中は基本的に資金を出金できないので、「出して入れて追証解除」といったことはできません。

金額を確定し出金する

FXの取引を行う場合、自分専用のFX口座を開設して売買を行うことになります。

FX取引で得た利益を現金化する場合は、FX口座に入っている金額を他の目的で使用する際に、自分の入出金用口座へ移行しなければなりません。

自分の口座に入金された時点で、現金引き出しがいつでも可能な状態になります。FX口座は証券口座と同様、証券会社などで開設できますが、証券口座でFX取引を行うことはできません。

海外FX業者を利用する場合、入出金の際はクレジットカードやデビットカードを用いたり海外の銀行を経由することになるため、カードを利用する場合は、上限額以内での取引に限定されます。また、銀行経由の場合は時間や手間がかかります。

FX口座から現金を引き出す際の注意点

こFX口座から現金を引き出す際には気を付けておきたい注意点がいくつかあります。

以下ではFX口座から現金を引き出す際の注意点を解説していきますので、出金処理をした後に面倒な事態にならないようしっかり確認しておきましょう。

出金処理に時間がかかる

FXで所有している口座から現金引き出しを行う際の出金処理で注意しなければいけないのが、出金処理にはある程度の時間がかかるということです。

出金処理をしたらすぐに現金が引き出せるとは限りません。出金処理の手続きをしたからといって、すぐには現金引き出しできないということを覚えておきましょう。

もしも現金が必要になりそうな時は、なるべく早く出金処理の手続きを行うのが得策です。

出金前にポジションを手放す

FX口座から現金の引き出しを行う場合は、出金可能額の範囲内で可能となります。

ポジションを持っている場合、出金によって証拠金維持率が低下するため、出金可能額が制限されます。

相場は常に変動しているため、ポジションの評価額はその都度異なり、証拠金の額が少なく現在含み損を抱えているような状態では、出金が大幅に制限される場合もあります。

ポジションを持っている状態では出金可能額が変動する点に注意が必要で、全額出金したい場合には、ポジションを手放してから行うことが必要です。

入金と同じ方法での出金となる

FXの現金引き出しに関しては、不正防止の観点から入金と同じ方法を使う必要があり、ほぼ全ての海外FX業者がこのルールを適用しています。

たとえば、クレジットカードで入金した場合は、出金に関してもクレジットカードでとなります。入金方法を選ぶ場合は、入金方法が出金にも適用されることを意識しましょう。

入出金の両方で手数料などの条件を確かめて、より適切なものを選択することが大切です。

口座から現金を引き出す場合

現金を引き出す、と一口に言っても国内口座と海外口座では使用が異なります。
ここからは、海外口座からはどのような出金方法があるのかを見てしていきます。

海外FX業者の出金方法の種類

海外FX口座から現金引き出しをする際には、いくつか方法がありますが、

出金方法に

  • クレジットカード/デビットカードによる出金
  • Bitcoinでの出金
  • BitWalletなどの電子ウォレットでの出金、
  • 銀行送金

などでの出金があります。

クレジットカード/デビットカード、Bitcoin、Bitwalletでの出金は手数料が無料で、24時間以内に反映されます。
しかし銀行送金での出金になると、中継銀行を挟むため、手数料を払わなければなりません。
また、反映する時間はおおよそ2日から5日の営業日です。

海外FX業者から現金を引き出す際の注意点

海外FX業者からの現金を引き出すには、基本的に海外送金、オンラインウォレットの利用となります。

海外送金は、海外から日本の銀行の口座へ振り込みを行うものですが、対応している日本の金融機関が限られていること(一部のメガバンクのみなど)や手数料が高いこと、時間がかかることがデメリットです。

そのため、オンラインウォレットを利用する方がよいのですが、オンラインウォレットに登録し、送金してもらうという手順を取ります。送られてきたら、外貨で手元に持って行ったりあるいは仮想通貨にして日本の仮想通貨取引所で換金するという方法で、安価かつ短期間で現金を手にすることができます。

さまざまなFX業者がいますので、口座開設前に事前の調査を行ってから、利用することをおすすめします。

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