FXで法人化するメリットの目安とは?

FXの法人化ということについて、みなさんはどれだけご存知でしょうか。今回は、FXの法人化とはどういうことなのか?またそれが何をもたらすのかということについて詳しく見ていこうと思います。

 

FXの法人化ってどういうこと?

FXの口座を開設するにあたって、個人口座と法人口座があるのはご存知でしょうか。副業でFXをされる場合には、個人によって個人口座を利用してトレードするのが一般的かと思います。一方、法人口座は会社や企業がFXの取引を行う口座であって、名義は会社や企業などの法人名義となります。実はこの法人口座ですが、個人口座とは違うメリットがあるのです。

 

法人化によるメリットとは?

①国内FXのレバレッジが最大25倍以上になる

国内FXは個人で行う場合、最大レバレッジが25倍に規制されていることはご存知だと思います。海外FXを使うことでレバレッジ規制のないトレードを行うことができますが、法人口座を開設して取引することによって、25倍以上のレバレッジをかけることが可能なのです!法人取引での最大レバレッジは変動制と呼ばれる仕組みで決まります。通貨ペアごとにレバレッジが決められるのですが、毎週見直されるという仕組みです。毎週金曜日に国内のFX業者によって値動きをもとにした計算が行われます。これによって算出されたレバレッジが、翌週適用される仕組みなのです。

 

②赤字を繰り越せるようになる

法人化の最大のメリットというと、赤字を繰り越せるようになることです。個人取引の場合でも、確定申告をすることで繰り越せるのですが、これは最大3年までしか適用されません。しかし、法人の場合は最大9年まで赤字を繰り越すことができます。これの最大のメリットは、実際に出ている利益にかかる税金を減らすことができるという点です。どういうことかというと、

 

1年目…FXでの赤字が40万円出た
2年目…赤字40万円の繰越。FXで80万円の利益を得た。

 

この例の場合、2年目の税金は赤字との差額の40万円分にかかってくることになり、節税になるのです!

 

③損益通算ができる

個人でFXを行うと、FXによる所得は雑所得として扱われます。この場合、他の事業で所得を得ている場合は、事業所得となるためFXの収入と一緒に計算することができません。一方で、法人の場合はFXによる所得が事業所得として計算されるので、他の事業所得と一緒に計算することができるのです。

 

④関係する支出は経費として扱える

FXの取引に間けるする支出を経費として計算できるということは、その分節税になるということです。例えば、自宅でFXを行う場合はFXをしている時間や面積による家賃の按分や取引に使うツールを購入する費用、インターネット料金、関係書籍など様々なものの支出を経費として計算することができます。経費を引いた分の所得に対して所得税が引かれるので、経費が多ければ多いほど所得税の節税になるという仕組みです。

 

⑤スワップポイントにかかる税金を減らすことができる

FXによるトレード以外にも、FXでは利益を上げることのできる方法があります。それが、スワップポイントです。スワップポイントはポジションを持っていれば発生するので、その利益をトレードの足しにしている人も多いでしょう。しかし、この利益にも当然税金がかかってくるわけです。ところが、法人でのFX取引では含み損とスワップポイントによる利益の申告を合わせて申告することができます。つまり、含み損が50万円ありスワップポイントが50万円の場合、このポジションを決済せずに税務署に申告することができるので、スワップポイント50万円にかかる税金を含み損によって消すことができるのです。

 

⑥会社経営者という地位を確立できる

FXの専業トレーダーの場合、個人でそれを行っていると社会的地位が低いため、クレジットカードが安易に作れなかったりするなど不便なことが多々あります。法人化してしまうと、会社経営者という地位が手に入るため、例えば金融機関からの信用度は個人でFXを行うよりも高いものになってくるのです。

ここまでの情報だけを見ると、専業トレーダーにとっては個人でやるよりも法人化してやった方がお得なのでは!?と思いますよね。しかし当然、デメリットもありますので、そちらについてもしっかり触れておこうと思います。

 

法人化によるデメリットとは?

法人化と言っていますが、わかりやすく言えば会社を作るということです。会社はを作るには当然お金も労力もかかってきます。

 

①設立にはお金がかかる

FXの法人化のために会社を作る場合、株式会社と合同会社という2種類の中から選択します。それぞれの初期費用を見てみましょう。

 

株式会社…約21万円
合同会社…約7万円

 

初期費用だけでこれだけかかるのですね。場合によっては、これ以上の金額がかかることもあります。

 

②会社の維持費がかかる

会社を設立した時、自分で会計業務などができればいいのですが、法人の会計処理や手続きなどは難しく、会計事務所などに委託する場合がほとんどです。このため、会社を維持するために必要な資金が意外とかかってしまうのです。

 

③FXで上げた利益を自由に使うことができない

自分が会社の設立者や社長であっても、その利益は自分のために自由に使えるわけではありません。あくまで会社のお金なので、役員報酬として分配したお金のみが自由に使えるお金となるわけです。

 

④会社の解体は大変

ある程度やってみてうまくいかなかった時、会社を解体しようとしても様々な事務処理や委託費用がかかってきます。

 

⑤利益が確定していなくても税金が発生する

個人の場合は、決済された利益に対して課税されますが、法人の場合は含み益にも税金がかかります。ポジションを保有しているだけで税金がかかる、と思っておいた方がいいでしょう。

 

⑥税務調査が入る可能性がある

定期的、あるいは突発的に税務調査が入る可能性があります。この時、納税の履歴や帳簿などについてきっちり調査され、新たに税金を支払う可能性も出てきます。

このように、費用と労力がかかるという点においてのデメリットが多々あります。ただし、法人口座を開設しても個人口座も使うことができます。法人口座と個人口座をそれぞれうまく使い分けることによって、より利益を生み出しているトレーダーもいるようですね。

 

海外FXでの法人口座は簡単に作れる!

海外FXでの法人口座は必要書類があれば簡単に開設することができます。

 

  • 会社の登記簿謄本
  • 代表者の身分証明書類
  • 身分証明書と自分が一緒に写っている写真

 

どこのFX業者も大体これらの書類があれば、法人口座を作ることができます。登記簿謄本はめんどくさそうですが、オンライでも請求できるので実はそこまで大変ではありません。特に、海外FXの場合は国内FXの課税のしくみと違って、累進課税制度を採用していますので、法人化を利用して賢く収益をあげたいところです。累進課税の場合は、稼げば稼ぐほど税金が増えていくしくみですから、経費計算や赤字の繰越などをうまく使って利益を出していくのが得策でしょう。経費については先程も触れましたが、書ききれていない部分がありますので、どんなものが経費として計上できるのか調べてみるのもおススメです。FXで安定した利益が出せるようになったら、法人化を考えてみるのも一つの手ではないでしょうか。

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