FXにおけるロスカット計算方法は?実は簡単です

ここでは、FX取引における「ロスカット」に関する計算方法を紹介していきます。
「不意のロスカット」を避けるためにも、ぜひ最後までお読みください。

 

そもそもFXにおけるロスカットとは何か?

例えば、ある個人投資家が「証拠金:マイナス1万円」という状態になったとしましょう。
この際、その個人投資家はその1万円をFX業者に返さなければなりません。
1万円であれば返せるでしょうし、あまり問題には感じないかと思います。
しかし、場合によっては証拠金がマイナス数十万~数百万以上になる事もあります。

このようなトラブルが起きないように、FX業者が設けている「証拠金が0になる前の段階で、FX業者側の権限で自動的に決済をするシステム」のことを、ロスカット(強制ロスカット)などと言います。

ちなみに、ロスカットの仕組み・行う理由などは国外FXであっても海外FXであっても一緒です。

 

FXにおけるロスカットレートの計算方法

しかし、「証拠金:0円」になった瞬間にロスカットが発動するわけではありません。
余裕をもって、もっと早い段階でロスカットが行われます。

そのため、全てのFX個人投資家は「ロスカットレート(ロスカットされるライン)の計算方法」を知っておく必要があります。
そうでなければ、「もっと粘れる!と油断していたら、ロスカットされて損失が想像以上に大きくなる」という事になりかねません。

 

ロスカットレートの具体的な計算方法

では、ロスカットレートの計算方法を具体的な数字を使って解説していきます。

ここでは

 

取引量:1万通貨
1万通貨を持つための最低証拠金:5万円
ロスカット率:50パーセント

 

とします。

まず、「5万円以上の入金」をしないと1万通貨分の取引ができません。
そして、ロスカット率50パーセントの場合は、「口座残高が、最低証拠金の50パーセントまで落ちたら、ロスカットが発動する」という事になります。

では、

 

保有数:1万通貨
最低証拠金:5万円
証拠金(口座残高):10万円
ロスカット率:50パーセント

 

だったとしましょう。
この場合の、ロスカットレベルの計算方法をお伝えしていきます。

まず、「ロスカット率50パーセント・最低証拠金5万円」ですから、

5万円×0.5(50パーセント)=2.5万円
口座残高が2.5万円になったらロスカットされます。

証拠金は10万円という事でした。
そのため、10万円-2.5万円=7.5万円
つまり、「含み損:7.5万円」までは粘ることが可能という事になります。

そして、7.5万円÷1万通貨=7.5円
ですからレートが7.5円下がったら、ロスカットされる事になります。
(かなり余裕がありますね)

もちろん、この計算方法も国内FXと海外FXで共通しています。

 

証拠金はできるだけ多めに!別条件でのロスカット計算その1

では、先ほどの例を使って「証拠金の金額」だけを変えてみましょう。

まず「証拠金:20万円」だったとして同じ計算方法を使うと、

20万円-2.5万円=17.5万円
17.5万円÷1万通貨=17.5円
ですから、レートが17.5円落ちたらロスカットされます。

続いて「証拠金:6万円」だったとして同じ計算方法を使うと、

6万円-2.5万円=3.5万円
3.5万円-1万通貨=3.5円
ですから、レートが3.5円落ちるだけでロスカットされます。

つまり、

証拠金が多いほどロスカットされにくくなる
証拠金をあまり用意できないなら、取引量を増やさないほうがいい(ロスカットされにくくなるため)

と言えます。

 

取引量を増やす場合は?別条件でのロスカット計算その2

ここまでは「1万通貨持つ」として計算方法を紹介しました。
では、「5万通貨持つ」とすると、計算方法は変わるのでしょうか。

もちろん変わりません。
計算してみましょう。

5万通貨持つ場合の最低証拠金は、
5万円(1万通貨持つ場合の最低証拠金)×5=25万円
となります。

ロスカット率が50パーセントだとすると、
25万円×0.5(50パーセント)=12.5万円
つまり、証拠金(口座残高)が12.5万円になるとロスカットされます。

では、「証拠金:30万円」にしたとします。すると
30万円-12.5万円=17.5万円(許容できる含み損)
17.5万円÷5万(通貨数)=3.5
つまり、レートが3.5円下がるとロスカットされる事になります。

お分かりいただけたでしょうか。
あとは、色々な条件が変わっても、それぞれ上記のように当てはめて計算すればいいだけです。

 

FXのロスカットに関する注意点

続いてFXのロスカットについて気を付けるべきことを挙げていきます。

 

  1. ロスカットが追い付かない場合がある
  2. ロスカットラインぎりぎりのFX取引は危険
  3. ロスカット率だけでFX業者を選ぶのはナンセンス

 

では、それぞれ見ていきましょう。

 

①ロスカットが追い付かない場合がある

ほとんどのケースで、ロスカットラインにくればきちんとロスカットされます。
ですが、「相場が激しく動いているとき」などは、ロスカットが追い付かず損失が大きくなる恐れがあります。

 

②ロスカットラインぎりぎりのFX取引は危険

「①」のような事情がありますから、ロスカットラインぎりぎりのFX取引をするのはリスクが高いです。もちろん「正常なロスカット」も避けたいところです。

ですから、よほどの勝算や戦略がない限りは、「ロスカットうんぬん以前の損切り」を心掛けてください。

 

損切り=売却して含み損を確定させること

 

③ロスカット率だけでFX業者を選ぶのはナンセンス

「絶対にロスカットを避けたい」と考えると、ロスカット率だけに目がいってしまうかもしれません。

ですが「②」でお伝えしたとおり、「そもそもロスカット率にあまり左右されない取引(ロスカットのリスクがあまりない取引)」をすべきです(特にFX初心者)。
また、ロスカット率の他にも、スプレッド、最大レバレッジ倍率……などなど「FX業者を選ぶ際に考えるべきこと」は色々あります。

ですから、ロスカット率だけでFX業者をチョイスするのはやめましょう。

 

海外FX業者限定の「ゼロカットシステム」とは?

「口座残高が0を切ったときに、0までリカバーしてくれるサービス」のことをゼロカットシステムと呼びます。
このシステムがあれば、たとえ「ロスカットが追い付かず、『本来なら』莫大な借金が発生する状況」になってしまっても、「元の証拠金を超える額の借金」が発生する事はありません。

そして、このゼロカットシステムは国内FX業者にはありません(法律の影響です)。
他にも「海外FX業者のメリット」は色々ありますが、「ゼロカットシステムの有無」という一点だけ見ても、私としては海外FX業者の利用を強くおすすめします。

 

まとめ:FXのロスカット計算方法を知って安全な取引を!

今回はFXにおけるロスカットの計算方法を紹介しました。
不安がある方は、もう一度本記事の計算方法について解説した部分をぜひご覧ください。

ロスカットに関しては、

絶対にロスカットできるとは限らない
「ロスカットされるかどうか」という危ない取引は避ける
ロスカット率だけでFX業者を選ぶことはしない

といったポイントもあります。

また、

 

海外FX業者→ゼロカットシステムあり(証拠金を超える借金は発生しない)
国外FX業者→ゼロカットシステムなし(証拠金を超える借金も発生するかも)

 

という違いがあるので、国内FX業者ではなく海外FX業者を使うことをおすすめします。

※ゼロカットシステムがない海外FX業者もあります(大手・人気の海外FX業者であれば大半は設けていますが)。

おすすめの記事