FXにおける証拠金とは?覚えておきたいFX用語や注意点

FXで取引をするためには、取引の担保になる証拠金が必要です。証拠金があることで、高額なトレードに取り組むことができるので、FXを始める上で知っておく必要があります。証拠金の取り扱いによっては、損失が出る可能性もあるので注意が必要です。

本記事では、FXにおける証拠金について知っておきたいFX用語や証拠金の取り扱いの注意点などを解説していきます。

 

FXにおける証拠金とは?

冒頭でFXにおける証拠金は、取引の担保であるとご紹介しました。証拠金には、必要証拠金・最低証拠金・有効証拠金の3種類があります。それぞれ考え方が異なるので、混同しないようにしっかり理解しておきましょう。

 

必要証拠金

必要証拠金とは、FXで取引を始めるために必要な資金です。取引金額やレバレッジに応じた必要証拠金を支払うことで、トレードを始められます。例えば、1ドル100円・レバレッジ1倍で取引金額100ドルだった場合、1万円の必要証拠金を求められます。

 

最低証拠金

最低証拠金とは、取引のために最低限必要な証拠金のことを言います。必要証拠金は、レバレッジによって上下するので、最大レバレッジで取引した場合の証拠金が最低証拠金となります。

 

有効証拠金

有効証拠金とは、取引に使うことができる証拠金の総額です。取引を始めるために預け入れた必要証拠金と、ポジションの損失・利益、決済したポジションの損失・利益を加味した金額が有効証拠金になります。有効証拠金の範囲まで取引ができますが、上限まで取引する必要はなく、無理のないタイミングで取引することがリスク管理につながります。

 

FX取引をするための必要証拠金の計算方法

取引を始めるためには、必要証拠金が必要になります。取引に応じて必要証拠金の金額が異なるので、具体的に必要証拠金を計算してみましょう。

例えば、1ドル100円・レバレッジ25倍で取引を行うとします。1万ドル(100万円)の取引を行う場合、100万円(取引金額)÷25(レバレッジ)=4万円と、必要証拠金が算出されます。レバレッジが10倍だと10万円、5倍だと20万円、1倍だと100万円の必要証拠金が必要です。レバレッジを上手く活用すると、少ない資金で取引することができるようになります。

 

証拠金と合わせて知っておきたいFX用語

FXには、証拠金と関わりのある用語が多くあります。そのなかでも、関わりの深い証拠金維持率・レバレッジ・ロスカットの3つの用語を説明します。

 

証拠金維持率

証拠金維持率とは、有効証拠金に対する必要証拠金の割合のことを言います。利益や損失に応じて有効証拠金が変動すると、証拠金維持率が上下します。証拠金維持率が一定ラインまで下がると、強制的に決済が行われます。ポジションを失うことになるので、証拠金維持率をこまめに計算・把握しておくことが大切です。

 

レバレッジ

レバレッジとは、FXにおいて「てこ原理」とも言われています。レバレッジがかかっていない取引だと、取引金額と同額の証拠金が必要になります。レバレッジが利かせることによって、少ない資金でも大きな取引ができるようになるメリットがあります。具体的には、100万円に対して25倍のレバレッジが利いていると4万円の必要証拠金で取引可能です。国内FX業者では最大25倍のレバレッジですが、海外FX業者の「エックスエム」などでは最大888倍のレバレッジをかけることができ、わずかな資金でも取引を可能にします。

 

ロスカット

ロスカットは、証拠金維持率と関係の深いFX用語です。証拠金維持率が一定ラインを下回ると、強制的にポジションを決済されるロスカットが行われます。証拠金を失うことになりますが、それ以上の損失を出さないという効果もあり、FX取引において安全装置として働きます。ただ、予期せぬ大暴落などが起きると、ロスカットともに証拠金以上の損失が起きる可能性もあるので注意が必要です。

 

FXにおける証拠金の取り扱いの注意点

FXにおける証拠金は、取引を始めるためのものだけではなく、損失にも関わります。証拠金維持率やレバレッジに注意しないと、大きな損失を出す可能性があります。FXにおける証拠金の取り扱いの注意点をしっかりおさえましょう。

 

証拠金維持率に要注意!

FX取引において、証拠金維持率は特に注意したい事柄です。証拠金維持率がロスカットラインを下回ると、損失が確定してしまいます。ロスカットラインはFX業者によって様々ですが、証拠金維持率20%未満、証拠金維持率50%以下などと設定されているので、利用している・利用したいFX業者のロスカットラインをしっかり把握しておきましょう。

また、ロスカットによる損失を防ぐためには、早めに損切りすることも大切です。ロスカットラインに達する前に、ポジションを決済しておけば損失を最小限に抑えられます。もしかしたら好転するかもしれないと粘りたい気持ちも持ってしまいがちですが、思い切った損切りも必要な選択です。

 

無理のないレバレッジで取引する

レバレッジが高いほど、少ない必要証拠金で取引を始められます。上手く取引できれば大幅なリターンも狙えるので、トレードの効率面でも優れています。しかし、レバレッジにはデメリットがあります。レバレッジがあるからといって、無理な取引をしてしまうと、損失が出たときのリスクが高まります。損失のリスクを減らすためには、無理のないレバレッジで取引することが大切です。

 

少額で取引できるFX業者を選ぶ

いきなり高額な証拠金を必要とする取引をするのは、リスクが高いです。そのため、FXをこれから始めたい方は、少額で取引できるFX業者を選びましょう。最低取引単位が1,000通貨といった口座を選べば、数千円で取引を始められます。リスクをおさえて取引できるので、損失を最小限にしつつ、FX取引についてトレード経験を積んだり、スキルやコツを身に付けたりできます。FX取引に慣れたら、最低取引単位の高い口座やレバレッジを活用して、より利益を求めたトレードにチャレンジしてみましょう。

 

まとめ

FXにおいて、証拠金は取引を始めるために欠かせないものです。必要証拠金・最低証拠金・有効証拠金の3種類があり、取引を始めるとき、取引の余力を見極めるときなどに必要になります。トレードをする上で、証拠金維持率やレバレッジには注意が必要です。FXにおける証拠金を詳しく理解して、安全で無理のないトレードを行いましょう。

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