FXのNDD(ノーディーリングデスク)方式のメリット・デメリット

ここでは、FXの取引形態の一種である「NDD方式」のメリットやデメリットを紹介していきます。

 

そもそもNDD(ノーディーリングデスク)方式とは何か?

NDD方式では、個人投資家が行った注文は全部インターバンクに流れます。
この際、FX業者は介入しません。

一方、DD方式では、FX業者が介入します。

 

投資家にとって利益が出そうな注文である→インターバンクに流す
投資家にとって損失となりそうな注文である→インターバンクに流さない

 

という判断をディーラーが行います。

ちなみに、「インターバンクに流さない」ことを「呑む」などと言います。
「呑んだ注文」は、そのままFX業者の利益となります。

「呑んだのに、利益が出てしまった」という場合も当然あるわけですが、そのケースでは「FX業者が利益を補填する」ので、トレーダー側が損をすることは特にありません。

ちなみに、

 

NDD方式→海外FX業者に多い
DD方式→国内FX業者に多い

 

という特徴があります。

 

FXのNDD(ノーディーリングデスク)方式のメリット

では、海外FX業者に多い「NDD方式」のメリットを見ていきましょう。

 

  1. トレードの公平性が高い
  2. 「FX業者」と「トレーダー」の利益が対立していない
  3. ゼロカットシステム
  4. 取引の自由度が高い

 

それぞれについて解説していきますね。

①トレードの公平性が高い

NDD方式の場合はインターバンクにダイレクトに注文が流れるので、「FX業者の意思が入らない」というメリットがあります。
そのため、約定拒否、口座凍結、レート設定などの「投資家に不利になる事」をされる事がまずありません。

※ただし「DD方式はアンフェアである」と言いたいわけではありません。「DD方式は、やろうと思えばアンフェアな事ができてしまう」というくらいに捉えてください。

 

②「FX業者」と「トレーダー」の利益が対立していない

NDD方式の場合は「呑み」をしないので、トレーダーが稼ごうが負けようが、FX業者の利益に直接関係することはありません。

NDD方式のFX業者は、基本的に取引手数料(スプレッド)だけで稼いでいます。
つまり、「トレーダーが積極的に取引してくれたほうが、FX業者側も儲かる」と言えるのです。
そのため、NDD方式の海外FX業者のなかには独自のウェブセミナーを開いて、トレーダーにFX取引のノウハウを得てもらおうとしているところさえあります。

 

③ゼロカットシステム

海外FX業者に関してはNDD方式を採用しているところが多いです。
そして、海外FX業者のなかにはゼロカットシステムを採用しているとこが目立ちます。
(※ゼロカットシステムとNDD方式に直接の関係があるわけではありません)

ゼロカットシステムがあると、追証金が発生しません。
分かりやすく言うと、「口座残高がマイナスになったら、ゼロに戻してくれる」という事です。このシステムがあれば、どんなレバレッジ倍率の取引でも強気で行うことができます。

ちなみに、ゼロカットシステムがあるのは海外FX業者のみです。
(ゼロカットシステムがない海外FX業者もあります)

国内FX業者の場合、法的な理由でゼロカットシステムを設けることができない決まりになっています。
(厳密に言うと、『利用者(投資家)のマイナスを、業者側が埋めてはならない』というルールがあります)

話を「海外FX業者のゼロカットシステム」に戻しましょう。
率直に「なんでそんなFX業者側に不利なシステムを設けているの?」と感じたかもしれません。

 

ゼロカットシステムがない:ユーザー側に大損失が発生しやすくなる→ユーザーが離れやすくなる→結果的に「入ってくる手数料」が減る

ゼロカットシステムがある:ユーザー側に大損失が発生する事はあまりない→ユーザーが残りやすくなる→結果的に「入ってくる手数料」が多くなる

 

という差があります。

NDD方式のFX業者の場合、原則として手数料だけで稼いでいるので、「ゼロカットシステムを設けてでも、ユーザーを残したい」のです。

 

④取引の自由度が高い

とにかくNDD方式のFX業者は「手数料で稼ぎたい」ので、「オートトレードシステムの利用」もスキャルピング取引(数秒~数分単位の取引)も許容しているところが大半です。
一方、DD方式のFX業者では、オートトレードシステムを使ったり、スキャルピング取引をしたりすることができないケースが多いです。

 

FXのNDD(ノーディーリングデスク)方式のデメリット

続いてNDD方式のデメリットを見ていきましょう。

 

  1. スプレッドが広い傾向にある

 

筆者も色々と考えてみましたが、NDD方式の目立ったデメリットはこれだけです。

 

①スプレッドが広い傾向にある

NDD方式のFX業者の唯一と言ってもいいくらいのデメリットがこれです。
分かりやすく言えば「NDD方式のFX業者は、DD方式のFX業者に比べて手数料が高い傾向にある」という事になります。

ただし、これについては、

 

  • 呑みをせず手数料だけで稼いでいる
  • ゼロカットシステムがある(場合もある)

 

という事情がありますから仕方がないと言えるでしょう。

むしろ筆者としては、「スプレットが広くても、呑みをしない・ゼロカットシステムがあるだけで、十分元が取れる」と感じています。

私としては、「FX取引でガンガン稼ぎたいのであれば、スプレットをあまり気にすべきではない」とさえ思います。もちろん全然考慮しなくていいというわけではありませんが、もっと他に気を向けるべきところがあるだろうという感覚です。

 

NDD方式・DD方式にこだわらず「どのFX業者がいいか」で決めましょう

NDD方式であってもDD方式であっても、結局のところ「稼げるかどうかはそのトレーダー自身の実力でほぼ決まる」という事に変わりはありません。

ですから、NDD方式・DD方式にこだわり過ぎず、「どのFX業者がいいか」を考えましょう。

まずは、「国内FX業者or海外FX業者」を考える必要がありますが、私としては海外FX業者をおすすめします。

なぜなら、先ほども触れましたが「ゼロカットシステムがある(場合が多い)」からです。
また、海外FX業者の場合はマックスレバレッジ倍率も「数百~数千倍」と高いです(国内FX業者の場合はマックス25倍まで)。
つまり、「ゼロカットシステムがある海外FX業者を使って、ハイレバレッジ取引をして、大きな借金を背負うリスクを消す」ということが可能なのです。

そして、海外FX業者の多くはNDD方式を採用しています。
ですから、海外FX業者を使えば、自然とNDD方式でトレードする事になる可能性が高いという事ですね。

正直なところ、私としては「NDD方式を強くおすすめします!」というほどの熱量はありません。

 

まとめ:おすすめは海外FX業者でありNDD方式の場合が多い!

ここまでFXのNDD(ノーディーリングデスク)方式のメリットとデメリットを紹介しました。

メリット
  • トレードのフェア性が高い
  • FX業者側もユーザーに勝ってもらいたがっている
  • オートトレードシステムの利用やスキャルピングも可能

 

デメリット
  • スプレッドが広い傾向にある

 

といったところです。

そして、筆者のおすすめは「NDD方式のFX業者」ですが、これは、「NDD方式自体がどうこう」と言うよりも、「海外FX業者がおすすめであり、海外FX業者の多くはNDD方式を採用しているから」という側面が強いです。

あまり、「NDD方式かDD方式」という事にこだわらず、利用する海外FX業者を決めていただければ幸いです。

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