放置を前提としたFXの取引手法

「チャートの状況が気になってしまいほかのことに集中できない」、「気がついたFXのことについて考えていた」といったことはないでしょうか。FXは適切なタイミングで適切な対応をすることが大切なのですが、そのことに気を取られてしまい他のことがおろそかになることも少なくありません。そうした方にオススメしたいのが放置を使った取引手法。放置を前提にできるので、FXに意識を取れられる必要がなくなります。

 

FXで放置しながら取引するときは少ロットの手法が基本

FXで放置しながらも稼げたい場合は、1ロットや2ロットなど少ないロット数で取引をおこなうようにしましょう。少ないロット、いわゆる少ロットにするのは、ロスカットを防ぎつつ取引するのに有効だからです。放置してFX取引をするときはチャートものチェックもしないことになるため、場合によっては損失を抱えることになります。そうした状況下で、最も警戒すべきなのがロスカット。取引で抱えている損失が一定以上になったら強制的に取引を終了させるロスカットがおきてしまい、取引の継続が不可能となるからです。

ロスカットが起きないようにするためには「ロット数」がかなり重要な要素となります。たとえば120円のドル/円を10ロットと1ロットそれぞれ入手したとしましょう。なおここでは1ロット、10万枚とします。入手した後に120円から118円へドル/円の価値が下落したらどうなるでしょうか。1ロットだけであれば20万円の損失になになりますが、10ロットもあると200万円の損失を出したことになります。このようにロット数が大きいほど、損失のダメージも大きくなるため、放置する手法を用いるときは少ロットで取引したほうがよいです。

なお「ロスカット恐れるときは低レバレッジのほうがよい」と聞いたこともあるでしょう。高レバレッジはリスクが高いとされているのは、「少ない証拠金で多くのロット数を入手する」からであり、1ロットや2ロットなど少ロットしか取り扱わないのであれば、レバレッジの高さはリスクになりえません。逆に必要となる証拠金が少なくて済むことから、低レバレッジよりもリスクを抑えつつ取引がおこなえます。

 

スワップポイント使った手法であれば放置しても大丈夫

放置することを前提にするのであれば、価格を見て取引するよりもスワップポイント狙いにした手法にするほうがよいかもしれません。スワップポイントは通貨の取引した通貨間の金利差を調整するために存在するポイントです。通貨によってはプラスのスワップがあり、そうした通貨を所有しているとどんどんスワップポイントが蓄積されるようになります。

放置しつつスワップポイントを使って儲ける手法には大きく分けて2つの手法があります。1つ目は「スワップ運用」。トルコリラ/円などスワップポイントの高い通貨を、買いポジションだけで保有して、(この場合は円を売却して、得た資金でトルコリラを購入することになります。)スワップポイントを得るようにします。

2つ目は「アービトラージ取引」です。スワップ運用と同じくスワップポイントの高い通貨ペアを買いポジションで入手するのですが、同時に同じ通貨ペアを売りポジションでも入手します。同じ通貨ペアを買いポジションと売りポジションでそれぞれ保有するとスワップポイントも相殺されます。そのときに「買いポジションのロット数 > 売りポジションのロット数」となるように入手する量を調整して、スワップポイントがプラスになるようにするのが特徴です。

アービトラージ取引では意図的に「両建て」を引き起こします。両建てをすると価格が上がったとしても下がったとしても損失や利益が発生しなくなることから、必要証拠金などが一時的にゼロになります。証拠金がゼロになるとロスカットなどが発生しにくくなるため、放置した手法を取るときにはかなり有利となるのです。

ただしFX会社によっては両建てを禁止にしていることもありますので、アービトラージ取引をするときは両建てができるかどう確認してからおこなうようにしましょう。

 

FX用のEAを使った手法であれば、放置しつつも稼げる

「放置しつつもFXで稼ぐ」という言葉を聞くと「何もしないのに稼げる」というイメージを抱くかもしれません。そうしたイメージは正しいのですが、EAを使用すれば放置しているのに取引がおこなわれて稼げるようになります。

EAとは「Expert Advisor」という言葉を省略したものであり、FXにおける自動売買取引ツールです。現在使用しているプラットフォームにEAを取り込み、対象の通貨ペアなどを指定すれば以降はEAが自動で取引をおこなってくれます。EAの中にはプログラムが仕込まれており、プログラム内容に沿って機械的な取引が実施されます。

「機械的に対応するから、自分のおこないたい取引ができないのか」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。EAにもいろいろな種類があり、トレーダー側で取引内容の設定がおこなえるものもあるからです。EAは大きく分けると、「ストラテジー選択型」「ストラテジー自己設定型」「リピート注文型」の3つがあり、「ストラテジー自己設定型」と「リピート注文型」は一部の設定をトレーダー側で変更がおこなえます。自分のしたい取引が明確になっているときは、こうしたEAを使用するようにしましょう。

なおEAはプログラムである都合上、使用するときはプラットフォームを起動し続けなければいけません。そのためプラットフォームのあるパソコンを長時間起動する必要がありますので気をつけてください。

 

FX取引で放置しつつ取引するならばスイングトレードもオススメの手法

FXで放置しつつ取引したい場合はスイングフォームの手法を使うのが基本です。スイングフォームは「数日ないし1週間ほど間を空けつつ取引をする」手法となります。1日でトレードを繰り返すデイトレードや数分単位で売買をするスキャルピングとは異なり、日数を開けつつ腰を据えて取引するのが特徴です。

スイングフォームは文字通り放置をすることから、一度に得られる利益がほかの手法よりも大きくなるのと同時に、損失もまた大きくなるリスクがあります。そのため実際におこなうときはリスク対策も同時にしなければいけません。

リスク対策の1つが「通貨の選定」です。ドル/円やユーロ/円などメジャーな通貨であれば取引量が多いことから価格の変動が少ないです。そのためFXの中でも安定した通貨ペアとしてみなされていることから、スイングトレードではそうした通貨がよく用いられています。

 

まとめ

放置を前提したFXの取引手法というのは殊の外多いです。取引方法の種類や特徴はいろいろありますが、共通して言えるのは「FXに使う時間をほかに回せる」ことではないでしょうか。放置を使った手法はいずれもFXに使っていた時間を開放することになるので、作れた時間をほかのことに使えるようになります。そうして作れた時間を寝る時間に当てたりゲームをする時間などに当てたりするのもよいかもしれません。ですがあえて空いた時間を「勉強の時間」にするというのもありです。FXだけに限らず投資にはさまざまな分析方法やテクニックがありますので、そうしたものを学習してFXに応用すればさらに儲けられる可能性があります。

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