FXで1億を稼ぐのに必要となる3つの要素とは?

手軽な投資の一つとも言われるFX。

最近は上がらない収入を尻目に、副業としてFXトレードを始める方も多いのですが、FXトレードでどのくらいの収入を増やすことができるのか、もし損することになったらどう対処すれば良いのか?よくわかっていない人も多いようです。

事前にFXのメリット・デメリットをしっかり理解し、不安を出来る限り排除してFXトレードを行っていくことはとても重要です。

今回は、FXトレードを始めようとしている方に向けて、1億円稼ぐために必要となる、学んでおくべき3つの項目について見ていきましょう。

  1. 単利と複利について
  2. FXにおける利率の重要性
  3. FXは長い目で見る

1.単利と複利の違いについて

FXで利益を出していくには、運用方法として「単利運用」「複利運用」という方法があります。

この2つの違いをまずは理解し、どちらの方法で運用していくか決定することからはじめましょう。

単利運用の特徴

単利とは「元本にのみ利息がつくこと」を指します。

FXトレードに、資金を固定し一定の利益を狙っていく方法となります。

たとえば、資金が1億円ある状態で、1米ドル=100円の時に、100ドル分を注文したとしましょう。

ここで1米ドル=101円となった際に決済したとすると、利益は1万円となります。

再び1米ドル=100円となり、再度トレードする場合、複利では1億+1万円で100万+100ドルの建玉を注文するのに対し、単利では常に定額である1億円で一建玉を注文します。

複利と比べた違いは、多くの利益は望めない代わりに損失も少ない「ローリスクローリターン」な方法といえます。

複利運用の特徴

複利とは単利と比較されるFX用語で、投資した額に対する利益に利息がつくというものです。
利息が一定なのではなく、額によって変化していきます。

この複利運用を上手く行うことで、10万円を1億円にすることが可能です。

たとえば、元本10万円で仮に月利20%で運用したとします。
これを達成するためには10倍のレバレッジで200pips、あるいは20倍のレバレッジならば100pipsで実現できます。
これを続けていくことで、何と38か月後には1億円に達します。

もちろんさらに月数が経過することで数十億円にすることも不可能ではありません(現実はそれほど簡単ではありません)。

単利と複利は実際どれだけ違うのか?

今のご時世では、普通貯金をしていても10円や1円とものすごく少ない金利しかつきません。
しかし、単利と複利では10年後溜まっているお金はかなり違います。

2つの違いは、単利は元本だけにつく利息ですが、複利は元本と利息両方につく利息ということです。

利息もつくのが後々大きくお金に響いてきますので、複利で運用していくには外貨などが良いでしょう。

さらにもう一歩前に進むなら、少し勉強して投資信託やFXで少しずつ貯蓄を増やしていかなければいけません。
FXで地道に知識と経験を増やしていくことで、1億円と大きな利益を上げることも夢ではありません。

FXにおける利率の重要性

ここからは利率について解説していきます。

FX投資を始めるにあたって利率というものは必ず知っておくべき知識です。利率を把握し今後にしっかり活かしていきましょう。

FXトレードでの利率とは?

投資においては、利率がとても重要であり、どれぐらい稼げるかの基準になります。

FXトレードの場合、利率計算にはまず証拠金の金額が重要で、証拠金が大きい場合は利率が同じでも利益金額は大きくなります。

計算方法としては、

FXの取引で得た利益÷証拠金-必要な支出

という計算式に、100をかけてパーセンテージを出します。

FXの場合は利率が高くなりがちであり、年間にして20%もの利率をあげている方の場合、1億円証拠金で用意したところ、年間2千万円もの利益が生まれます。取引する際には、損益の数字とそこから出される利率を意識して行ってみてください。

目安として年間利率10%前後を目指す

個人資産の価格を保つために、株式、債券などの投資商品よりも、手軽に始められるFXの投資も近年では注目されています。

FXの値動きは株式などと異なり、24時間絶えず変化するため、急激な値動きによって、資産の増額と減額が短時間で発生します。
それに伴うリスクも注意しなければなりません。

よくテレビで取材したように簡単に1億、2億の資産創造することは稀なことであり、利益を得るチャンスがあると同時に、同額の損失が出る可能性も同じです。

そのため、FXトレードに関しては自分が負えるリスクを考えることが重要です。

利率を維持することが重要

為替は価格変動の激しい世界であり、FXトレードで安定的な利率を維持することは難易度が高いことです。

しかし、FXはレバレッジをかけることができるため、たとえば1億円のような高額取引を行う場合でも、実際の証拠金はそれよりもはるかに少ない額で可能です。

その結果、一時的に利益を出しても、急激な相場の変動が起こり、一気に多くの資金を失うリスクもありますので、短期間で大きな利益を狙うのではなく、証拠金を守りながら一定の利率を確保していく方法がリスク管理としても適切です。

日本国内ではレバレッジが最大25倍に設定されており、レバレッジが固定されている業者が多いですが、比率の変更が可能な場合であれば、その比率をできるだけ低くすることが安定的な運用に役立ちます。

FXを長期的な目で見て運用していく重要性

FXトレードでは、短期間で利益を上げていくという視点ではなく、長期的に計画して運用していく必要があり、その視点で見れるかどうかで利益を上げられるか、損失を出してしまうかが分かれます。

ここではFXを長期的に見て運用していく重要性を見ていきます。

FXで稼ぐには長期的に見ることが必要

「FXは儲かる」と、短期で大きな利益を出そうとするのは、どちらかといえばギャンブル的な考え方です。

FXは短期的に利益を出そうとするのではなく、長いスパンを想定して運用していくことが大事な投資です。

FXで稼ぎたければ、利益を出すことを決して焦ってはいけません。たとえばFXで1億円稼ごうとするなら、利益率を少しずつ伸ばして着実に稼ぐのが現実的です。ギャンブル的手法ではどうしても運に左右されるような安定性に欠ける投資になってしまいますので、そうならないようにもっと長い目で見て運用することが重要です。

元手、利率、期間の3要素

FXで稼ぐようになるには、元手(証拠金)の額、利益が出る利率、利確するまでの期間の3つの要素が好転した際にお金は増えていきます。

かりに元手の金額が1億円あったとして、利率が1%/月という数字でも月100万円稼ぐことは可能です。

また、元手が少ない場合でもFXにはレバレッジがあり、自己資金が10万円でも、1,000万円分の資金でトレードができます。

少額でもレバレッジを利用し、利率を低くしてコツコツ貯めるのがポイントです。

さらに、期間も重要です。

たとえば、1日の間で利確を行い収益を上げるデイトレードと呼ばれる取引方法があります。

この方法はメリットが大きいですがデメリットもあり、FX初心者には難易度が高いといえるものです。デイトレードをする場合は自分のアプローチしやすい期間を設定して取引することが大事です。

1億を目標にした場合の具体例

FXで10万円の元手を年間利率10%で運用した場合、1億を稼ぐにはレバレッジの倍率によっても異なります。

たとえば、1倍で行った場合は、833か月、つまり69年と6か月かかります。

国内FXの25倍で行った場合は、37年1か月で1億円に達します。

10万円だけではこのように長期間にわたって投資を行う必要があり、その間にレバレッジの規制などがかかる可能性や課税による支払いもあるため、必ずしもこの期間で達する保証はありません。

ただし、定期的に資金を投入し運用を行っていけば、より早く1億円に到達しますから、10万円でかたくなに運用するのではなく、適宜資金を投入していくのが大切です。

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