MT4を採用している海外FX業者6社を徹底比較!

海外FXでは、「ハイレバレッジで取引できる」「ゼロカットシステム搭載」など日本国内にはないサービスを受けることができます。

なかでも、共通プラットフォームを利用している会社が多いということもあります。

日本国内のFX業者は、業者毎に個々のプラットフォームを利用しているため、汎用性に優れてはいません。

しかし海外FX業者の場合、プラットフォームが共通しているため、複数口座開設をしても他の業者への乗り換えを行っても、トレード自体にほとんど影響を及ぼすことはありません。

全てが簡単なものばかりならば良いですが、複雑で難しいものもたくさんあります。
共通プラットフォームの詳細を見てみると、海外FX業者が主に使っているツールはMT4かMT5が多いです。

ここでは、MT4にクローズアップしてご紹介していきます。

また、MT4がなぜ海外FXの多くの業者に使われているのか、MT4のメリットとデメリットを比較しながら、その理由を一緒に見つけていきましょう。

さらに、MT4を採用している海外FXで有名な6社を徹底比較していきます。自分の重視するポイントと業者サービスを比較しながら、自分に合った海外FX業者を探してみてください。

MT4のプラットフォームとは?

プラットフォームとは、FX取引を行うためのツールを指します。

FX取引を行う上で、プラットフォームは必ず1つ必要になります。

たとえば、チャートを表示したり高機能なテクニカル分析を行ったり、システムツールを使う時、PCやスマホのアプリから売買の注文を行う時、約定履歴や保有ポジションの確認をする時など、FXにおける基本動作を行うツールになります。

MT4の特徴としては、無数のテクニカル指標を同時に表示させられることや、開発者が作ったテクニカル指標やEAなどをインストールして使うことができることです。FX取引を行う上での核にもなってきますので、プラットフォーム選びは重要になります。

海外FXのプラットフォームはMT4、MT5、cTraderなどが有名で、その他さまざまな種類があります。その中でもMT4は世界各国のトレーダーから、世界で1番人気が高い海外FXのプラットフォームと言っても過言ではありません。

海外FXでは有名なXM、GEMFOREX、TRADEVIEW、FBS、FXDD、AXIORYといった6社もMT4のプラットフォームを採用しています。どの業者も海外FXでトレードしている人であれば、一度は聞いたことがある名前ばかりです。

MT4の正式名称は「Meta Trader4」と言い、読み方は「メタトレーダーフォー」です。海外FX業者の約9割が採用しているプラットフォームであることからも、どの海外FX業者からも信頼されていることが分かります。

MT4は汎用性が高いプラットフォームで、たくさんの利用価値があると言われています。

それでは、MT4のプラットフォームを利用すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょう?

MT4を利用するメリットとは?

MT4は、ロシアのMetaQuotes(メタクゥオーツ)社が開発したFX専用の取引プラットフォームを指します。

海外FX業者はもちろんのこと、日本国内だと楽天証券やFXトレードフィナンシャルなどがMT4を採用しています。

MT4を使うメリットは何と言っても、その使い勝手です。

MT4にはここで挙げるだけで7つのメリットがあります。1つ1つ順番に見ていきましょう。

1.MT4は無料で利用可能

MT4のプラットフォームは、FX初心者でも簡単に無料で利用できます。

MetaQuotes Software社のwebサイトから、MT4をダウンロードすることができます。その後、MT4をパソコンにインストールして、自分の取引したいFX業者のサーバーに接続すれば利用可能になります。

一度インストールしてしまえば、取引する業者が変わっても、そのまま利用できるので大変便利です。

2.操作性が良く動作も速い

MT4のようなトレードプラットフォームでトレーダーに一番重要視されるポイントは、操作性と動作の速さと言っても過言ではありません。操作性が悪く動作が遅いと、自分が取引したいタイミングで売買することができません。

つまり、FXで利益を上げられる絶好のチャンスをみすみす逃してしまうことになるかもしれないのです。

FXは1分1秒でたったちょっとのタイミングで勝負が決まりますので、プラットフォームの操作性や動作スピードはかなり重要になります。

その点、MT4は操作性が良く動作もサクサク動くので、トレードの重要なタイミングを逃すことがありません。

実際に使ってみると、MT4が海外FX業者のほとんどで採用されている理由が納得できるでしょう。

3.インジケーターの種類が豊富

FXのインジケーターは、大きく2種類に分かれます。
トレンド系インジケーターとオシレーター系インジケーターの2つです。

トレンド系インジケーターは、トレンドを認識したり、トレンドが発生するのを予測したりするツールになります。
具体的には、チャートがどのようなトレンド(傾向)で推移するかが分かります。

その一方、オシレーター系インジケーターは相場の売買の過剰度を判断するためのツールになります。主に相場がある一定の範囲を予測し、近い将来相場がどのように動くかを先読みするものです。

今までの過去の実績や他のプロトレーダーの実績から、今後のトレンドや動向を先読みし、いち早く察知することが、海外FX必勝の秘訣です。

MT4にはこのようなインジケーターが50種類以上あります。

インジケーターとは、テクニカル分析を表示できるツールで、誰でもボタン操作1つで簡単に表示することができ、利用が可能です。

MT4には標準搭載されているテクニカル分析が約30個、無料ダウンロードできるテクニカル分析が約2,000個、有料ダウンロードできるテクニカル分析が約700個、投資家が自己開発しているテクニカル分析が未知数あります。

全てのインジケーターを数えただけでも数万種類あるので、トレードの可能性も未知数ということになります。

プロトレーダーが良く利用しているインジケーターを、以下2つのカテゴリーに分類してみました。インジケーターを選択する時の参考にしてみてください。

【トレンド系インジケーター】
  • Moving average(移動平均線)
  • Ichimoku Kinko Hyo(一目均衡表)
  • Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)
【オシレーター系インジケーター】
  • MACD(マックディー)
  • RSI(相対力指数)

EAで自動売買が自由自在

FXトレードには2種類あり、裁量トレードと自動売買トレードがあります。

自分でその都度チャートを見ながら取引を行うのが裁量トレードです。こちらは自分で時間ごとにチャートを監視し、一番良いタイミングで売買や注文をするトレードの仕方です。また、EAと呼ばれる自動売買ソフトやツールを使って、手動ではなく自動的に取引を行うのが自動売買トレードになります。四六時中チャートを追いかける必要がなく、自動的に取引を行ってくれるので楽です。

MT4はどちらのトレードにも対応していますが、特に自動売買トレードに優れているプラットフォームです。

なんとMT4は、1,500種類以上というもの数のEAに対応しています。

EAとは、エキスパート・アドバイザーというストラテジーを指します。これはMT4を使う上で、最大のメリットであると海外トレーダーからも言われるほどです。

EAをMT4にインストールすれば、FX初心者でもプロ顔負けのトレードを行うことが可能になるのです。

EAの中には無料配布されているものもありますし、有料で購入が必要なものもあります。

MT4の後継プラットフォームで、MT5があります。海外FX業者はこのMT4MT5を採用している業者が圧倒的に多いです。MT5はMT4と比較すると、トレードスピードや搭載しているインジケーターの数は大変多いことに驚かされます。MT4だけでもかなり多いのに、MT5はもっとあるわけです。

そして開発元であるMetaQuotes社でさえも、新しいプラットフォームであるMT5の利用を推奨しています。MT5は操作性及び動作スピードもMT4よりかなり向上しています。普通に考えると、MT5の方が性能が良く断然人気が出るはずです。

それでもなぜMT5よりMT4の人気の方が高いのでしょう?

5.オリジナルのEAが作れる

MT5よりMT4の方が使われている理由はここにあります。

実はMT4のプログラミング言語は、プログラミングの初心者でも使えるような言語になっています。MT4のプログラミング言語は、MQL4というものです。もちろん、MT4で使えるEAも同じMQL4のプログラミング言語でできています。

反対にMT5は、難しいプログラミング言語でできており、MT4で使えていたEAを移して使うことができません。

FXの取引上で使用されているほとんどのEAは、MT4のプログラミングから構築されたものになるので、MT4を使っているトレーダーが多いというわけです。MT4のプログラミング言語を少し学べば、投資家が自分で独自のインジケーターやEAを開発することができます。MT4にはバックテストなどのテスト環境も整っているので、オリジナルトレード手法を生み出せるのです。

元々、MT4のプログラミング言語が簡単だったおかげで、投資家が独自のインジケーターやEAを作り出すことができ、それを売買して、今のMT4に搭載されているインジケーターやEAになったのです。

6.FX業者の乗り換え時に手間がない

日本国内のFX業者は、汎用性が高いMT4やMT5などのプラットフォームを使用せずに、独自のプラットフォームを採用している場合がほとんどです。

その業者独自のプラットフォームを使用していると、複数アカウントで口座開設を行いたい時や他のFX業者に乗り換える際に、いちいちプラットフォームも変更する必要があります。せっかく使い慣れていきたのに、また一からやり直して勉強することになるわけです。日本国内のFX業者を乗り換えて渡り歩いた場合、その都度新しいプラットフォームを学ばなくてはならないのは、大変面倒なことです。

その一方、海外FX業者の場合は汎用性が高いMT4のようなプラットフォームを使用しているので安心です。特にMT4は海外FX業者で使ってない業者がないぐらい、有名なプラットフォームだからです。

そういった意味で、MT4は無敵のプラットフォームとも言えそうです。

7.スマホアプリの使い勝手良し

MT4はパソコンだけでなく、スマホアプリでも使うことができます。

日本国内のFX業者のように独自にプラットフォームを作っている場合は、パソコン版とスマホ版で操作性やインターフェースが変わってしまう可能性があります。使い勝手がパソコン版とスマホ版で変わってしまうのは厄介ですよね。

MT4の場合は、パソコン版もスマホ版も違いがなく、どちらも操作性抜群です。ボタン1つのワンタッチで注文や決済ができ、誰でも見やすいインターフェースになっているので、世界のトレーダーからも大変人気が高いツールです。裁量トレードでも、自動売買トレードであっても、スマホ1つがあれば自分のタイミングでいつでもどこでも取引できるなんて、とても素晴らしいことです。

家ではパソコン版で、外出先ではスマホ版でというような使い分けもできそうです。

MT4を利用するデメリットはあるのか?

MT4は海外FX業者や世界のトレーダーの中では、大変評価が高く、汎用性に優れたツールだということが分かりました。

そんなMT4にもデメリットがあります。

ただし、実際見てみると、デメリットと言ったほどのものではなく、人によって使い勝手が悪いと感じる人もいるだろうという程度のものになると思います。

1.初心者はある程度慣れる必要がある

海外FXの業者はMT4をほとんどが採用していますが、日本国内のFX業者は採用している業者が少ないのはなぜでしょう?

その答えは、そのFX業者の取引の方式がどのような方式を採用しているかに隠されています。

日本国内ではDD方式を採用しており、海外FX業者はNDD方式を採用しています。NDD方式のNDDは、None Dealing Desk(ノン・ディーリング・デスク)の略称です。NDD方式とはトレーダーの売買注文が仲介業者を間に挟むことなく、直接インターバンク(取引市場)に流すことができる取引の方式を指します。

NDD方式はトレーダーが直接取引するので、信用性や透明性が高い取引とも言われています。

また、DD方式のDDは、Dealing Desk(ディーリング・デスク)の略称です。DD方式はFXの仲介業者を間に挟み、取引を行う方式です。レートを業者側に意図的に変更されるトラブルであるノミ行為やストップ狩りなどが行われる可能性があるので、避けられる傾向にあります。

MT4は選択肢が少なく、初心者には難しいとされる中級以上のトレーダー向けのトレードプラットフォームなのです。

日本国内業者はDD方式を採用しており、投資家の損失がFX業者の利益につながるので、機能が制限される初心者向けのプラットフォームしか提供しません。

だから、MT4のように他社との汎用性の高いプラットフォームを利用せず、独自のプラットフォームを利用しています。もしかしたら、他社のFX業者に乗り換えをされたくないという思いも反映しているかもしれません。

その逆で、海外FX業者はNDD方式を採用している業者が多く、たくさんの取引を行ってもらうことが業者自身の利益につながるのです。だからこそ、たくさんのユーザーを集めるために、汎用性が高いMT4のようなプラットフォームを採用しています。

もしくは、1つの業者で複数アカウントを作ってもらいたいという思いもあるはずです。別の見方をすると、MT4は選択肢がたくさんあって高機能な代わりに、いろいろあり過ぎて複雑で、初心者には分かりにくいという声があるのも事実です。

2.ソフトウェアをパソコンにインストールする必要あり

MT4は、ソフトウェアをパソコンにインストールして使用するものです。

パソコンにインストールする手間があり、EAなどの自動売買をおこなっている間は24時間パソコンを起動し続けている必要があります。24時間自動売買をする場合、VPS(仮想専用サーバー)などを使わなくてはなりません。

VPSとはVirtual Private Server(バーチャル・プライベート・サーバー)の略称になります。VPSは、海外のFX業者の取引条件によって無料配布している場合もあります。

また、VPSFX初心者でサーバーの知識があまりなくても、デスクトップパソコン利用に特化したカスタマイズをされているので、安心して利用できます。

3.何でもボタン操作1つとはいかない

MT4は、OCO注文が1回の操作ではできません。

OCO注文とは、日本人投資家が良く利用する注文の仕方の1つ。OCOとは、One cancels the Other(ワン・キャンセルズ・ザ・アザー)の略称です。2つの注文を同時に行い、片方の注文が約定すると、もう1つの注文が自動的にキャンセルになる注文方法を指します。

MT4でOCO注文を行う場合、まず新しく注文を立ててからその変更をします。このように複雑な注文方法の時は、ボタン1つで操作が完結せず、何回か操作する必要性が生まれることもあります。何でもボタン1つのワンタッチでできると良いのですが、残念ながらそうはいかないようです。

MT4採用の海外FX業者の6社徹底比較!

では、実際にMT4を採用している業者には、どのようなサービスを提供している業者があるのでしょうか?

今回は海外FX取引をしている人であれば誰でも知っている、XM、GEMFOREX、TRADEVIEW、FBS、FXDD、AXIORYの6社に絞って、そのサービス内容を紹介していきます。

1.日本人トレーダー人気NO.1!【XM】

【メリット】
  • 最大レバレッジ1,000倍
  • ゼロカットシステムあり
  • 取引口座 NDD/STP・ECN
  • 入出金方法 クレジットカード・国内銀行送金・SticPay
  • 日本語サポート充実
  • ボーナスあり(新規口座開設特典)
  • 驚異の約定力の高さ(1秒以内で全注文の99.35%が約定される)
  • 少額から取引可能(取引最小金額は5ドル(約500円))
  • 初心者でもサポートが充実
  • 無料でVPSサーバーが利用できる(条件つき)
  • さまざまな商材の取り扱いあり
  • 取引する前にデモトレードが可能
  • 口座開設から取引までたった2分
  • ポイントプログラムあり
  • 分別管理をしている
【デメリット】
  • 指値・逆指値した際にスリッページが起こる
  • スプレッドがやや高めである
  • 複数口座や他社FX業者との両建てが禁止されている
  • 信託保全が確実とは言えない
  • レバレッジに制限がかかる

XMは日本人トレーダー人気NO,1と呼ばれているぐらいの有名な海外FX業者です。日本国内でのTwitterやネット上の口コミや評価もかなり高く、知名度も人気度もかなり高い業者です。

海外FXというと、怖いイメージを持っている人もいるかもしれませんが、XMは何の心配もなく取引が可能です。

これからFXを始める初心者でも安心な日本人スタッフによる日本語サポートが充実しています。少額から取引でき、事前にデモ取引も体験できるなど、海外FX初心者でもスタートしやすいサービスばかりです。

海外FXは、とりあえずXMで新規口座を開けば大丈夫と言われる理由が分かります。

さらにNDD方式を採用しているので、透明性の高い取引が実現でき、約定力の高さにも目を見張るものがあります。ボーナスやポイントプログラムなどのお楽しみ特典もあるので、楽しみながら海外FXを堪能することができます。

XMはスプレッドが他社と比較すると、やや広めに設定されています。NDD方式を採用している業者は全体的に、スプレッドが広めな傾向があります。

XMはストップレベルが広いので、指値・逆指値注文を入れる場合にはレートが制限されます。ストップレベルとは、FXで売買の注文を行う際に、何pips(ピプス)以上離さなければいけないという設定のことです。

その他、レバレッジ1,000倍は口座残高200万円までしか使えない、分別管理はされているが、信託保全が完全ではない点もデメリットと言われている部分です。

XMで取引する場合は、なるべくスプレッドが狭い口座を利用する、中長期トレードを主軸にするなどの工夫をすることで、少しでもデメリットを払拭することができます。スキャルピングトレードを行う時には、スプレッドが広いので若干費用がかさむかもしれません。

少し手数料を多めに支払っても、XMは総合力が高いので、誰もが納得のいくような取引が実現できます。

2.業界きってのハイレバレッジ!【GEMFOREX】

【メリット】
  • レバレッジ最大1,000倍
  • ゼロカットシステムあり
  • 入出金方法 クレジットカード・国内外銀行送金・SticPay・ビットコイン・イーサリアム・paypal・PerfectMoney・MegaTransfer・PYEER・WechatPay・bitwallet
  • 日本語サポート充実
  • ロスカット水準は20%で一般的
  • ボーナスあり(新規口座開設特典)
  • EA(自動売買ソフト)が200種類以上無料で使える
  • ミラートレードサービスを利用可能
  • VPSサーバーが無料で使える(条件あり)
  • スプレッドがかなり狭い口座が利用できる
  • 新規口座開設の手続きが簡単
  • 入金出金手数料一切無料
  • 初回最低金額や最小取引ロットがかなり小さい(100円から取引可能)
  • 約定力が非常に高い(0.78秒以内に99.99%)
  • 他社からの乗り換えに優遇あり
  • 顧客に過失がない場合の損失は補償対象となる
【デメリット】
  • DD方式を採用している
  • 取引できる銘柄の種類が少なく、限られている
  • 3か月利用がないと口座維持費がとられる
  • 信託保全がない
  • スキャルピングトレードは口座凍結される恐れがある

GEMFOREXの最大の魅力は、海外FXならではのレバレッジの高さです。

最大レバレッジは5,000倍口座が常設されたことにより圧倒的なレバレッジを誇ります。最大レバレッジがこれだけ高ければ、証拠金が少なくてもハイレバレッジな取引を実現することができます。他社と比べて、入出金方法が多彩で手数料も無料なので言うことなしです。

今までGEMFOREXは明確なライセンスがなかったので、信頼度の問題で心配されることが多かった業者です。しかし、GEMFOREXは2019年6月にニュージーランドのライセンス、その後2021年にはモーリシャスライセンスを取得しましたので、このライセンス問題もクリアになりました。

新規口座ボーナスで10,000~30,000円がもらえるなど、思い切ったキャンペーンでとても人気が高い業者です。

EAやミラートレードサービスなど、初心者でもプロ顔負けのサービスが利用できるのもGEMFOREXの強みです。GEMFOREX は知名度も高く、XMと並んで総合力が高いサービスを提供しています。

ただし、一番ネックとなるのが、GEMFOREXは日本国内のFX業者同様のDD方式を採用している点です。DD方式は業者が仲介しているので、レートを操作できてしまう可能性がある取引方式ですから、海外FX業者とのトラブルで多いとされるノミ行為やストップ狩りなどのトラブルが全く起こらないとは言い切れません。

最近は顧客に過失がない場合の損失は補償対象となるようなので、どこまでが保証対象に含まれるのかによって、信用度は大きく変わってくるかもしれません。

ただし、信託保全については明記されていないので注意が必要です。

そういった面で考えると、GEMFOREXと取引を行う場合には、少額で取引することから始めて、ボーナスを上手に利用してみるところから始めてみた方が良さそうです。様子を見ながら、慣れてきたら少しずつ投資金額を増やしていくのが得策です。

3.スプレッドの狭さが売り!【TRADEVIEW】

【メリット】
  • レバレッジ最大400倍
  • ゼロカットシステムあり
  • 取引口座 NDD/STP・ECN
  • 入出金方法 クレジットカード・国内外銀行送金・SticPay・ビットコイン・Neteller・bitwallet・Skrill・bitpay・fasapay・ecoPayz・uphold・advcash・help2pay・tronipay・transferMate・payRetailers
  • ECN口座のスプレッドが海外業者の中で1番狭い
  • 顧客資金に35,000ドルの信託保全あり
【デメリット】
  • 強制ロスカット水準が100%
  • 最低入金額が高い
  • ボーナスがない

TREDEVIEWは先に紹介した2社よりも知名度は落ちますが、業界屈指のECN口座のスプレッドの狭さが魅力の業者です。スキャルピングトレードを主軸として取引したい人には、持って来いの業者と言えるでしょう。スキャルピングトレードを行う上で、スプレッドが狭いことは必須条件です。

さらに、出金拒否や口座凍結も少ないという定評がありますので、安心して取引できる業者です。顧客資金に万一のことがあった時には、35,000ドルまでであれば信託保全が受けられます。言い換えると、35,000ドル以上取引しなければ、完全に自己資金は守られるわけです。

公式サイトを見ても、顧客対応を見ても、日本語サポートはまだまだ完全とは言えないので、英語に不安がある人は取引は難しいかもしれません。翻訳ソフトのような片言の変な日本語で、意味が分かりにくいことがあります。

TREDEVIEWには、その他デメリットがいくつかあります。

強制ロスカット水準が100%なので、証拠金ギリギリまでトレードを希望する人には向かない業者です。証拠金ギリギリでハイレバレッジな取引をした場合、すぐに取引終了になっていまう可能性は否めません。

また、新規口座開設ボーナスはありません。豪華なボーナスやキャンペーンなどが目当ての人には、TREDEVIEWは不向きです。

TREDEVIEWはボーナスがない代わりに、狭いスプレッドを実現している業者です。ECN口座のスプレッドはかなり狭いですが、最低入金金額が10万円からで、最小取引単位が10,000通貨となるので、海外FX初心者にはハードルがかなり高いです。

TREDEVIEWは潤沢な証拠金があり、ECN口座の狭いスプレッドでスキャルピングトレードを希望する人にはピッタリな業者と言えるでしょう。

4.レバレッジが業界最大値!【FBS】

【メリット】
  • レバレッジ最大3,000倍
  • ゼロカットシステムあり
  • 取引口座 NDD/STP・ECN
  • 入出金方法 クレジットカード・Sticpay・PerfectMoney・bitwallet・ビットコイン
  • 6種類の口座タイプから選べる
  • 個別銘柄の株取引ができる
  • ボーナスあり(新規口座開設特典)
  • 入金ボーナスが複数回にわたり利用できる
  • 1ロットあたり最大15ドルのキャッシュバックつき
  • ロイヤリティプログラムのポイントで豪華賞品がもらえる
【デメリット】
  • スプレッドが広い
  • 約定力が低い
  • ボーナスの出金条件がある
  • レバレッジに制限がかかる

FBSは、海外FXの醍醐味とも言える業界最大レバレッジ3,000倍を設定できる素晴らしい業者です。日本国内のFX業者の最大レバレッジ25倍と比較すると、雲泥の差です。

ただし、最大レバレッジ3,000倍を使う場合には条件があります。

証拠金2万円分までは3,000倍のレバレッジで賭けることができますが、2万円を超えた分から50万円までが1,000倍、50万円を超えた場合は500倍となります。取引金額に応じて、レバレッジに制限がかかっていく仕組みなのです。

たとえ取引金額によってレバレッジに制限がかかったとしても、日本国内の最大レバレッジ25倍と比較したら、夢のような話です。

また、FBSの魅力はそれだけでは終わりません。ボーナスやキャッシュバック、ロイヤルプログラムのようなポイント制度など、取引する上で楽しみが満載です。現金や取引マネー、ベンツなどの高級車やブランドバックなどの豪華景品が当たるらしいです。FXで利益を出しながら、豪華景品も手に入ったら、一石二鳥ですね。

さらに、FBSでは他社で禁止されている両建ても可能です。

両建ては、同じ通貨ペアで買いポジションと売りポジションを同時に持つ戦略方法です。ほとんどの海外FX業者では、複数口座や他社との両建てを禁止しています。両建てが実現すれば、為替相場が急変した場合でも、含み損をカットしてリスクを減らすことができます。

ちなみに、日本語対応に関してですが、公式ホームページは日本語対応していますが、問い合わせは英語対応になります。問い合わせ対応が日本語ではない部分には注意が必要です。

やはり、FBSもスプレッドがやや広めなのが難点です。

FBSもスキャルピングトレードを希望する人にはあまり向いていないかもしれません。

それに加えて、ボーナスをもらう条件である入金金額も高めに設定されています。最低入金額を気にしていたり、証拠金があまり用意できない人には取引が厳しいと思います。

FBSは手数料は少し高めに設定されていますが、スイングトレードやハイトレードをする人にはおすすめのFX業者です。

証拠金に少し余裕がある人は是非FBSでトレードをしてみましょう。

5.海外FXの老舗!【FXDD】

【メリット】
  • レバレッジ最大400倍
  • ECN口座のスプレッドがまあまあ狭い
  • スワップポイントが日本国内FX業者ぐらい有利である
  • 取引口座 NDD/STP・ECN
  • 入出金方法 クレジットカード・国内外銀行送金・ビットコイン・Neteller
  • 日本語サポートあり
  • クロス円の種類が10種類ある
  • 取引ツールやサポートツールが充実している
【デメリット】
  • 金融ライセンスがない
  • 顧客資金補償がない
  • スプレッドが広い
  • 強制ロスカット水準が50%以下
  • 最低入金額が高い
  • 出金手数料が高い
  • 送金スピードが遅い
  • 3か月間取引がないと口座維持費をとられる
  • MAMの手数料が高い

FXDDは海外FX業界で知名度がかなり高い老舗の海外FX業者です。過去には豪華なボーナスやキャンペーンなどで大注目を受け、日本やアジア圏にFXの潮流を作ったと言っても過言ではない業者です。

以前よりも勢いはなくなりましたが、老舗業者ということもあり、全体的サービスが安定しています。

プレミアム口座(ECN口座)のスプレッドが業界でも狭い方の部類に入り、スキャルピングトレードを行うには適している業者です。

スワップポイントは、日本国内のFX業者と比較しても大差ありません。

クロス円の種類が10種類もあり、取引ツールやサポートツールが充実しているのも、FXDDの強みです。

日本語サポートはありますが、バイリンガルの現地スタッフが対応するため、表現やニュアンスが伝わりにくい場合があります。

突出しているサービスはありませんが、全体的に安定しているのと老舗としての信用があるので、一度取引してみてはいかがでしょうか?

FXDDはどちらか言うと、最低入金額も高いので初心者には向いていません。FX中級者から上級者に向いている安定したサービスと言えるでしょう。

6.スプレッド・レバレッジが落ち着いている!【AXIORY】

【メリット】
  • レバレッジ最大400倍
  • ゼロカットシステムあり
  • 取引口座 NDD/STP・ECN
  • 入出金方法 クレジットカード・国内外銀行送金・Sticpay・bitpay・Neteller・Skrill
  • 日本語サポート充実
  • 短期取引に最強のツールcTraderが利用できる
  • 低スプレッド口座で取引コストを安く抑えられる
  • 約定力がかなり優れている(約定率は99.98%)
  • 色々な自動売買(EA)が利用できる
  • MAM運用も可能
  • 取引銘柄が多い
  • ロット制限が緩いので、少額取引からスタートできる
  • 国内銀行の出金に対応している
  • 信託保全が組まれている
【デメリット】
  • 出金手数料が高い
  • ボーナスやキャンペーンは期待薄
  • 口座残高によりレバレッジ制限がかかる
  • 認証システムJumioの登録が必要となる
  • bitwalletの入出金が未対応
  • 金融ライセンスの信頼度が低い

AXIORYはレバレッジ・スプレッドともに海外FX業界の中では、比較的サービスなどが平均的で落ち着いている業者です。日本語サポートも比較的しっかりしているため、日本人トレーダーにも人気が高い業者でもあります。

ただし、AXIORYでしか利用できないサービスがたくさんあるのが魅力の業者です。

短期取引にcTraderが利用できたりMAM運用ができるので、トレードを先輩のプロトレーダーにまかせることができ、初心者でもプロのような取引を行うことが可能です。銘柄もかなりある種類の中から選ぶことができます。

さらに、低スプレッド口座が選択できるので、取引コストを安くあげることができます。

AXIORYは、金融インフラ世界最大手エクイニクス社のデータセンターを使っているので、約定力の高さはピカイチです。

予め信託保全が組まれているので、万が一会社が倒産した場合も補償されます。

また、Macユーザーにとっては嬉しいことに、Windowsと同じ環境をMacで利用できるという利点もあります。

ただし、出金手数料が高いことや、ボーナスやキャンペーンに注力していない点などが、トレーダーからのデメリットによく挙げられます。

AXIORYはFXDD同様に、全体的にバランスがとれている海外FX業者です。初心者から上級者まで、安定して取引したい人に向いています。

自己資金がふんだんにあり、細かいことに気にしない人であれば、難なく取引できる業者だと思います。

海外FX業者を選ぶ際にはココを見よ!

今回はMT4を採用している海外FX業者6社をご紹介しましたが、選ぶ基準やポイントは分かりましたか?

FXに慣れている人はまだしも、初心者だとなかなか決めかねてしまう人もいると思います。

FX初心者でも分かりやすく、海外FX業者を選定する上で見るべき基準やポイントを以下にまとめてみました。

1.日本語対応している

やはり言葉が通じる、サービス内容が一目で分かるのは大前提になると思います。

お金が絡むことですから、万が一の時にも状況が詳しく説明ができない、お金が返金されないなどの状況に陥ってしまった場合、言葉が通じなければどうしようもできません。日本語が通じるといっても、その範囲はかなり多岐に渡ります。海外FX業者の公式サイトだけが日本語な場合、日本語で対応するが、バイリンガルな現地スタッフが対応するので、ニュアンスが伝わらないこともあります。

日本人スタッフが、日本語で対応している業者を探してみてください。

2.信頼度や安全性の高さ

初めは最小取引金額が少なくても、誰でも慣れてくれば多額のお金をどんどん投資したくなるのがFXです。

ですから、やはり信頼度が高く、安全な業者と取引を行わなくてはなりません。誰もが信頼できる金融ライセンスを持っていることが必須条件ですが、運営歴も気にする必要があります。

なぜなら、いくらサービスが充実していても、万が一の時には新規の業者より老舗業者の方が実績がありますから、安心安全ということもあるからです。

海外FX業者とトレードする時には、運営歴は少なくとも4年以上ある業者で取引するようにしましょう。

また、実際にその業者とトレードを行っている人の口コミや評判なども参考程度に見ておくと良いでしょう。インターネット上に書かれていることですから、全てを鵜呑みにするのはおすすめしませんが、業者の信頼度や安全性の高さを知るための参考になることはあると思います。

取引方式がNDD方式であるか、DD方式であるかも関係してきます。トラブルのリスクを回避したい人は1回1回のスプレッドは広くなりますが、手数料を少し多く支払ってもNDD方式を選択した方が無難でしょう。

3.総合評価として良いサービスである

FX業者のサービス内容で見るべき点はたくさんあると思います。

海外FX業者であるか、日本国内の業者であるかでもかなり変わってきます。たとえば、最大レバレッジ、スプレッドの幅、約定率、強制ロスカット水準、ゼロカットシステムの有無、プラットフォーム、ボーナスやキャンペーン、取り扱い銘柄、入出金手数料など、さまざまなポイントです。

まずはFX業者を選ぶ際には、一般的にどこの業者にでもあるポイントを見ていき、一覧表にして比較検討してみましょう。ハイレバレッジだったり、豪華なボーナスやキャンペーンなどがあると、誰でも食いつきがちですが、その業者独自のサービスは後回しで考えると良いでしょう。

良くサービスを見ないでトレードしてしまい、失敗してしまうなどの事例は良くあることです。

FXで安心して長期的に取引する上では、何と言っても取引環境が整っている総合力の高い業者を選ぶことが必要なのです。

上でご紹介した海外FX業者の6社は業者毎のさまざまな特徴がありますが、どの業者も総合力という意味では他社に劣らない業者です。どれを選んでいいか分からないという人は、今回ご紹介した6社の中から1社選んで取引しても良いと思います。

4.お試し取引ができる

FX初心者の場合、いきなり高額な金額を投資するのは誰でも躊躇するはずです。実際の取引をする前に、デモ取引が行える業者を探してみましょう。

また、ボーナスがあるか否かを調べ、入金ボーナスや新規口座開設ボーナスをうまく利用して、FX取引の練習からスタートしてみましょう。

ボーナスを利用する際には、ボーナスの出金条件を良く確認しておきましょう。良く調べないで、ボーナスの金額ばかりに目が言っていると、ボーナスの出金条件で10万円の証拠金が必要だったというような不測の事態が起こる可能性もあります。

一番良いのはボーナスを少額でも利用することができ、それを使って実際の取引前にFXの練習ができる業者が望ましいです。

まとめ

今回はMT4プラットフォームが海外FX業者のほとんどが使っている理由、MT4を利用している有名業者6社を比較してみました。

海外FX業者を選定する上で大切なのは、「自分がどのサービスを重視するか?」「どんな取引をしたいか?」ということです。短期トレードなのか、スキャルピングトレードなのか、中長期トレードを望んでいるのか、どんな取引をしていくかによって、選ぶ業者も大きく変わってきます。

だからと言って、良いサービスばかり、メリットばかりに目を向けてはいけません。自分の思い通りに全てが揃っている業者は、現在の海外FX業者の中には存在しないからです。

スプレッドが狭いが、DD方式の業者だった・・・
最大レバレッジの数値がかなり高いが、制限があった・・・

などと言うように、どの業者を選んでもメリットとデメリットが存在するのは当たり前のことです。

自分が重視して取引するポイントを決めてから、色々な条件を見てみると、自分に合った業者が見つけやすいでしょう。

「海外FX業者を選ぶならココを見よ!」で挙げた業者選びのポイントを是非、参考にしてみてください。

MT4を上手に活用し、より快適なFXライフをエンジョイしましょう。

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