海外FXでループイフダンのメリットは?

今回は、海外FXループイフダンを行う方法や、その際の注意点などを紹介します。

ループイフダンとは?

ループイフダン」はFX自動売買システムの名称であり、海外FX業者ではなく、国内FX業者の「アイネット証券」と「ひまわり証券」が提供しています。いかにも「トレード手法」かのような響きですが、そうではありません。

ループイフダンとは簡単に言うと、

  • 利益が発生すれば一定の値幅で利確
  • 損失が出れば一定の値幅で損切り

を繰り返します。

しかし「人力ではできないような細かな利確」をしていきますので、上手くいけば裁量トレード(人力でのトレード)よりも大幅に稼げます。

たとえば、元日から大晦日の1年間で、

ループイフダンでのトレード→159900円の利益(トレード回数1066回)
裁量トレード→38700円の利益(トレード回数9回)

といった利益を出したトレーダーもいます。

もちろん「どれくらいの精度で裁量トレードをするか」にもよりますが、特に国内FX・海外FX問わず、FXビギナーの方にとっては「自分でトレードするよりも、ループイフダンに任せたほうがいい」というケースは少なくありません。

海外FX・国内FXには「ループイフダンタイプ」の自動売買システムは他にもある

  • ループイフダンという「名称」→アイネットとひまわり証券が権利を持っている
  • ループイフダンという「手法」→誰も権利を持っていない

ということから、「ループイフダンという【名前】の入った自動売買システムは作れないが、ループイフダンという【手法】を取る自動売買システムは作れる」という状況になっています。

国内FXだと、

  • トラリピ(マネースクウェア)
  • FXプラス(マネックス証券)
  • アイサイクル注文(外為オンライン)
  • トラッキングトレード(FXブロードネット)
  • トライオート(インヴァスト証券)

などが「ループイフダン手法」の自動売買システムを提供しています。海外FXでもループイフダン的な手法の自動売買システムは多く見かけますが、正直たくさんありすぎて調査しきれません。

ループイフダンは海外FXで行うのがおすすめ!その理由は?

ここまでどちらかというと国内FXの事をメインで紹介してきましたが、実はループイフダンを行うなら海外FXのほうがおすすめです。

その理由を紹介します。

  1. 海外FXのほうが稼ぎやすい
  2. 海外FXのほうが安全
  3. 海外FXのほうがスプレッドが狭い

1.海外FXのほうが圧倒的に稼ぎやすい

国内FXは規制の関係上、最大レバレッジ25倍となっています。

しかし海外FXであれば、最大レバレッジ数百倍~数千倍といった海外FX業者もあります。

ですからループイフダンをするしないに関わらず、「FXトレードは基本的に海外FX業者で行うもの」と捉えておくことをおすすめします。

2.安全性も海外FXのほうが高い

海外FX業者の多くは「ゼロカット」というシステムを採用しています。

ゼロカット:口座残高が負の値になった場合に0まで補填するサービス

 普通は口座残高が負の値になる前に「ロスカット(証拠金維持率が一定まで下がったときに、業者側が強制的に行う決済)」が発動するものです。しかし、相場が急激に動くとロスカットの処理が間に合わず、口座残高がマイナスになってしまう事があります。

実際、FXの歴史をさかのぼると「瞬間的な大変動」というのは何度も起きています。

ですが、ゼロカットがあれば、そんなときでも「口座残高以上の損失」は発生しなくなるということですね。 

国内FX業者は法律との兼ね合いで、このゼロカットシステムを導入することができません。ですから、「ループイフダンでコツコツ利益を積み重ねても、1回の急変で台無し」という事があり得ます。

よって、安全性を考慮して、海外FX業者でループイフダンをすることを推奨します

3.スプレッドも海外FXのほうが狭くなりやすい

全体の傾向として、

国内FX→スプレッドが狭い代わりに、約定力が低い・ゼロカットがないなどのデメリットがある
海外FX→スプレッドがやや広い代わりに、約定力が高い・ゼロカットがあるなどのメリットがある

と言えます。

しかし、国内FXでループイフダンの自動売買システムを使う場合、「投資アドバイス料」などといって、スプレッドが上乗せされることが多いです。

どの業者を使うかにもよりますが、海外FXでループイフダンを行うときのスプレッドを「1」とすると、国内FXの場合は「2~7」くらいになってしまいます。

海外FXでループイフダンを行う手順

海外FXでループイフダンをする手順を簡単に紹介していきます。

1.自動売買OKの海外FX業者に登録する

まずは自動売買システム(EA)を使える海外FX業者に登録しましょう。

特にGEMFOREXのような大手海外FX業者がおすすめです。

2.MT4またはMT5と自動売買システム(EA)を用意する

MT4FXトレードをするためのプラットフォームです。さらにMT4の進化系としてMT5がありますが、好きなほうを使えばいいと思います。そして、MT4(MT5)に「ループイフダン的な自動売買システム」をインストールします。

自動売買システムには無料のものも有料のものもありますが、とりあえず無料のものだけに絞ることを推奨します。興味があるシステムを積極的にインストールし、気に入らなければ使用をストップすればOKです。

3.VPSサーバーを準備する

VPSサーバー:ネット上に用意する架空のパソコンのようなもの

 VPSサーバーがあると、24時間安定して自動売買システムが稼働するようになると考えておけば大丈夫です。

口座残高が多ければ、海外FX業者側がVPSサーバーを無料で提供してくれる場合もあります。もし口座残高が少なくなって有料になっても月額3,000円前後といったレベルです。もちろん、「その海外FX業者のVPSサーバーを使わなくてはならない」というわけではないので、よそで安いものや高性能なVPSサーバーを発見したらそれを利用しても良いでしょう。

実はVPSサーバーがなくても、ループイフダンはできます。ただ、安定性は低くなるので、月額3,000円程度支払ってでも導入することを推奨します。

VPSサーバーを用意しておけば「ループイフダン的なもの」以外の自動売買システムを使う場合にも役立ちます。

まとめ:ループイフダン「的なもの」を海外FXで試してみては?

FXの自動売買システムである「ループイフダン」について解説しました。

まとめると、

  • 細かな利確と損切りを繰り返す手法
  • ループイフダンという「手法」には権利がないので類似したものがいくらでもある
  • ループイフダンは海外FXで試したほうがいい 

ループイフダンに限らず、FXトレードは基本的に海外FX業者で行いましょう。

海外FX業者の主な利点は、

メリット
  • 国内FXよりも最大レバレッジが大幅に高い
  • ゼロカットシステムがある
  • ループイフダンなどを使う場合は国内FXよりスプレッドが狭くなる

などです。

もちろんループイフダンだけにこだわらず、色々な手法を試してみるのがおすすめです。

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